戸田和宣写真展「信州 桜 さくら サクラ」

期間:2022.2.24-3.1

場所:ポートレートギャラリー。四谷1-7-12, 日本写真会館5F

昨年1月に「H20の旅II東北」の個展を新宿でしてからあまり期間も経っていないのに、大規模な信州の桜の写真展だ。この作家は江東区在住で、撮影に出かけては風景写真を撮ってきているが、今回は信州の桜で、一回行くと10日くらいは行きっぱなしで撮影しているという。桜は特に時期が限られるので、特に集中的に撮影する必要があるだろう。新種の桜もお寺の枝垂れ桜が多い。枝垂れ桜は寿命が長いし、それだけに大きくなり、見事な花を咲かせる。全部で37点、全倍8枚、全紙、25枚、半切4枚、で、広い会場が見事な桜で埋め尽くされている。満開の桜が周りの環境とともに映されていて、そこに行ってみたくなる。場所が示されたパンフレットもあり、桜撮影を試みる人には良い資料ともなる。

Quatre Sens Exposition II フォトアート4つの個性・・・遠藤志岐子・兼本玲二・永島明・宝槻稔

場所:日本カメラ博物館 JCIIクラブ25

期間:2022.2.8-2.13 10:00-18:00

昨年に続き、2度目のグループ展だが、内容的には、それぞれに進化を遂げ、それぞれの作者の説明が興味深く、楽しめる。

兼本玲二の作品は水の落ちる様を上から下に辿ると同じではなく、途中から回転し、水玉が形成される。その様子をピンクの花びらを背景に高速撮影している。いわばミルククラウンの変化系とも言える作品。ピンクを映す水玉の立体的な模様が綺麗で、そこに作家の感性が写されている。

遠藤志岐子の作品はピンホールのカラーとモノクロの作品だが、今回は風を写すことをテーマにしている。モノクロの横長の風景作品があるが、それは横長のピンホールカメラを自作して、作成している。カラー作品は夕暮れ時に長時間で写していて、夕暮れの紺青色が綺麗に写っている。

宝槻稔の作品は熱海の取り壊されるホテルの大きな窓から写した熱海の海の風景写真だが、窓に貼り付けた別の彫刻家の針金の作品や空中に飛んでいるように見える凧のようなオブジェが風景の中に見える。不動の窓から波の動く風景を見ているが、風景の方が悠久で、見ている窓の場所はすぐ取り壊されるので、瞬時的だと気がつくとされる。

永島明の作品は写真を模様の入った和紙にプリントしていて、きらきら雲母?が輝いていたり、見る角度によって和紙の模様が浮き上がってきたりする。デジタルカメラで写した花鳥風月の世界を日本画的に表現することを続けている。青白い月の入った作品は月の部分に青い光が入るように工夫されている。

山岸正和写真展 東京ラッシュ

山岸正和写真展 東京ラッシュ
場所:新宿オリンパスギャラリー東京 (新宿)
期間:2022.1.6-1.13

東京での街のスナップを継続的に続けていて、これが4度目の個展である。A2サイズの横画面で統一され、広いギャラリーの4面を埋めている。
街で見かけるさりげない瞬間を切り取っている。DMのサングラスの外国人や、バス待ちで、歩道に、立って待っているおじさん、髪を靡かせたスマホを見る女性、都庁の展望台から景色をみる家族、など。「行きかう人々も足早で常にラッシュ状態。」でタイトルも「東京ラッシュ」とは言え、写っている人々は、そんな中でのふとした表情だ。

オリンパスギャラリー東京 2022.1.6

Quatre Sens Exposition

期間: 2021.2.9-14
場所:日本カメラ博物館JCII クラブ25
遠藤志岐子・兼本玲二・永島明・宝槻稔の4人展。2部屋ある広めの会場にそれぞれがミニ個展風にかなりまとまった作品を展示している。同時に、電子書籍も作成。印刷した写真集も作成して、会場で販売している。活発なSNS(フェースブック)で、かなりの情報量がそれぞれの参加者から発信され、どういう意図で、作品が作成されているかが、事前に知らされていた。
永島明は日本の伝統的な花鳥風月をカメラとデジ加工によって、深みのある世界を作成している。木の枝をカメラで撮影し、後ろに黄色い大きな月を配しているが、月は自分で作成したものという。これが掛け軸になっているが、絵の周りの模様も掛け軸の伸びた垂らした部分も全部一枚のロール紙からできているとのこと。見事な淡いピンクの枝垂れ梅は苦労して探し当てたよう。DMに採用されている鳳凰風の鳥は掛川に白いクジャクが実際にいて、そこに撮りに行っているとのこと。それを奈良の寺の上に配している。ボタンと黒揚羽蝶の絵も実は別々に撮ったものを合わせているし、背景の金箔も色々工夫して編み出した色とのこと。
この展覧会の中心になった宝槻稔はプラチナプリントで、窓枠からの風景をそれぞれに想いを込めて撮影したもの。しかもプラチナプリントをスキャンして、キャンバスロールにプリントして、自分で、キャンバスを木枠に貼ったものも展示。キャンバスの質感が独特の柔らかさを醸し出している。
遠藤志岐子はピンホールカメラで海の波打ち際の波の作り出す造形を、多重露光で一つの画面に仕上げている。実際に使用したカメラも改造したり自作のもので、自作のものは大きなキャンディー入れの缶の子供の目のところに穴を開けて缶の内側にフィルムを取り付けて、撮影している。ピンホールは穴の開け方、フレアーの出方が難しいが、それも検証しながら作っているとのこと。作品は全てモノクロの正方形。寄せる波と引く波で模様が違い、両方が合わさった模様もある。
兼本玲二はモノクロのバイテンのカメラで撮った写真を2浴現像という手法で黒の潰れるところを起こしてプリントしたもので、暗いところから明るいところまで階調が出ていて美しいプリントである。これもプラチナプリント。画用紙風の紙に液を塗って、紫外線露光したとのこと。
それぞれに工夫のある確立した手法で、作品を作成しているので、とても見応えがあり、それぞれの作家が丁寧に意欲的に説明をしてくれた。会場は、観客も絶えず、非常事態宣言下とも思えないような賑やかな展覧会であった。

山岸正和 写真展『手記』

期間:2021.1.28-2.3
場所:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
四谷写真塾佐藤ゼミ所属で、小生と同門である。これが4回目のモノクロによる街の風景の写真展である。週末にはいつも街を歩いて自分の目を惹きつける事物を撮影して回っている。そうすることで、「その時の自分を記録する。」物を見据える視点はより強くなっている印象を受ける。
本人は不在で、代わりに妹さんが対応してくれたので、他の塾生と一緒に記念撮影に加わっってもらった。

Spotlight Magazine 19

My two pictures, Agave in the Sea and Tritoma in the Sea are now printed in the art magazine, Spotlight Magazine 19, pp. 62-63.
私の2つの写真がSpotlight Magazine 19, 62-63頁に掲載されました。海中の竜舌蘭と海中のトリトマです。ご笑覧いただければ幸いです。

https://Spotlight Magazine – Issue 19 – Circle Foundation for the Arts

蝶名林稔写真展「送り盆」

蝶名林稔写真展「送り盆」
期間:2019.6.14-20
場所:富士フォトギャラリー銀座

同じ四谷写真塾の佐藤ゼミの塾生の写真展

作者は新潟県燕市に住み、新潟県の寺泊野積の送り盆の風習を9年間にわたり撮影し、送り盆に参加している家族の姿を写している。旧暦に従い、「8月14日にカヤを編んで船を作り、16日の早朝に家族総出で先祖の霊を日本海に送り出す。盆提灯で飾った船に、精霊棚の花や果物などを乗せ、それぞれの想いを胸に秘めながら合掌して先祖の霊を送る。」
カヤの船を手押し車に乗せて家族で海岸に運ぶ光景から、海岸で船を送り出し、家族で手を合わせて祈る姿、カヤの船を作っている工程、精霊を送り出した後、船に乗せて運んだスイカをスイカ割りをして、そのスイカを大事そうに運ぶ女の子、美味しそうに食べる夫婦など、先祖とのつながりの中で安心を得ている普段着での気取らない人々の姿がまとめられている。写真はクロの締まったモノクロで、展示作品を網羅した写真集も出版されている。作者の意図した記録に残すという課題は十分に果たされていると言えるだろう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は Q4A114927_TRFULL_boarderb1295-411x600.jpg です

井上演 写真展 「On My Brain」

期間:2019.8.30-9.5
場所:ギャラリー・アートグラフ

作者によれば、バイクと音楽と写真が自分の頭の中を駆け巡って居て、そのまま写真にしたので、
表題のタイトルとなった、とのことである。もう一つ、写真の中で目立つのは女の子である。

写真はとても明るくて、綺麗だ。キャンバス地に縁無しでプリントされているが、繊細な髪の毛の線なども綺麗にプリントされている。写真弘社に全てお願いしたとのこと。

印象に残ったので、撮影もお願いした。偶々、一緒になった、お友達の家族とも話をし、5ヶ月の女の子の頭の形が良いし、素敵な家族なので、作者と一緒に記念写真。

Cataract surgery 白内障手術

My wife (74 years old) had cataract surgery at Kohmura Ganka ( kohmura-ganka.com, Ophthalmology) in Miyakojima-shi.
The day after our arrival (3 hours flight from Hanrda, Tokyo) she had eye test and preparatory explanation. Next day was scheduled for operation, but canceled due to typhoon No. 25. After the typhoon left Miyakojima, she had a cataract surgery operation successfully. For four days after the operation she cannot wash face and needs to keep using ophthalmic solution for about one month. You need to avoid infection. Next day she had a medical check for the eye.
There was no problem. We could go out for sight seeing before and after the operation.
She could enjoy emerald color sea of Miyakojima.
It is surprising how cataract surgery improved. Hard but flexible acrylic resin is replaced for
clouded eye lens. In her case acrylic resin for her shortsightedness is used. Her clouded eye lens was resolved into four pieces and absorbed by thin tube.
After the operation my wife mentioned that her left sight is very clear and the wrinkles of my
face is now clearly seen. She said that she needs another operation for her right eye.
The picture is for our memory with my sun, Morio, ophthalmologist.
私の妻(74歳)が宮古島市のこうむら眼科で白内障手術を受けました。羽田からの3時間のフライトで宮古空港につきましたが、翌日、目の検査と白内障手術の説明を受けました。翌日、手術予定でしたが、台風25号のため延期され、翌日手術を受けました。手術は成功で、翌日には点検の診察を受けましたが、問題はありませんでした。手術後は4日間は顔を洗えませんし、およそ1ヶ月は目薬を点し続ける必要があります。手術後の感染を避ける必要があります。
手術の前後、我々は宮古島観光をすることができました。宮古島のエメラルド色の海がとりわけ綺麗に見えたようです。
白内障手術の進歩は驚くものです。硬いアクリル樹脂が濁った眼のレンズに置き換えられるのですが、濁ったレンズを4つに分解して細い管で吸い取り、代わりに、彼女の場合には彼女の近眼の度数にあったアクリル樹脂を挿入しました。
手術の後、手術をした左の目ははっきり見えるようになり、私の顔のシワがはっきりしたとのこと。今度は右目の手術もする必要がある、とは彼女の弁。
写真は眼科医の息子、百理男との記念写真です。#kohmura-ganka.com
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#Miyakojima-shi

at Komura-Ganka
こうむら眼科にて

— with Katsuko Komura and Morio Kohmura.

Coral reef around Shimojishima airport

下地島空港の周りのサンゴ礁