八木祥光 写真展「時のレリーフ」

八木祥光 写真展『2300万年前〜500万年前の時のレリーフ』
場所:ポートレートギャラリー(四谷)
期間:2019.7.4-7.10

名古屋の知多湾に浮かぶ佐久島の「砂岩と泥岩の重なったタービダイトと呼ばれる、モザイク状のタイルを敷き詰めたようなシュールな地層」の「美しさに胸を踊らせて夢中で写真に収めた」写真が並ぶ。島の情景も紹介されているが、柔らかな地層の凹凸と、ヒビに入った茶色の線、ブルーに色づいた岩の色合い、などがそれぞれシュールな抽象芸術のように切り取られている。

タイトルにあるように、2300万年前から形成された岩の模様に人間の歴史を超えた地球の歴史の歳月を思わせる模様である。

会場には、作者の「時のレリーフ」の写真集や花の写真集など、多数の写真集が並べられている。

ふくたにひろし写真展「Cue#1 HAPPY LIFE」

場所:ルーニィ247 ファインアート

期間:2019.04.30−5.05

作者の友達の演劇役者、緒方晋の演劇中を中心としたモノクロのポートレートで、作者によれば、それで幸せな生活とは何かの手がかりを得ようとしたものと言う。元々はスナップを中心に撮っていたが、咋今は、それも難しいので、友達の役者の姿を追うことにしたとのこと。役者自身もなぜ役者をやっているのか考えつつ、40歳代になって、本気になったという述懐が記されてもいる。いわば、作者が考える「幸福」の形を役者の姿を通して探求していると言える。

緒方晋の気取らない素顔のポートレートが美しい。

 

ふくたにひろし